ウラジオストク航空 VLADIVOSTOK AIR
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快晴の新潟空港に着陸した、ウラジオストク航空 Tu-154M。 SOLOVIEV D-30KU-154-II エンジンがスラスト・リバーサーを展開し、水平安定板が下向きに。主翼はフル(?)フラップ、スポイラーも開いている。 この機体目当てに出掛けた新潟空港。この日が梅雨明け。綺麗な青空の下、無事Tu-154を初ゲット(^_^)v
VLADIVOSTOK AIR Tupolev Tu-154M RA-85710
2003.07.27 NIIGATA AIRPORT (KIJ/RJSN) |
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ナローボディーでスマート、なかなかスタイルがいいTu-154。客席は3-3の6列配置。垂直尾翼上端の大きく尖った整形が特徴のひとつ。主翼は上反角を持たず、後退角35゚(前縁内弦40゚、外弦38゚)。改めてツポレフの機体を見ると、どれも主翼に上反角がない。そのことが独特の印象を与える。 この日私がわざわざ撮影に訪れることを知っていたかのように、機体はピカピカ(^_^) 洗機直後だったのか、塗装し直したのか…いずれにしてもラッキー!
VLADIVOSTOK AIR Tupolev Tu-154M RA-85710
2003.07.27 NIIGATA AIRPORT (KIJ/RJSN) |
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Tu-154を正面から捉えた。T字尾翼、3発機の外形が良く解る。大きめの機首レドームと窓枠の多いコックピットも、この機の特徴。 主翼内弦後縁には、B777と同じ6輪ボギーの主脚を収めるフェアリングが大きく突き出す。この主脚は横風着陸時にタイヤの摩耗を減らすため、前車軸がステアするそうである。B777の主脚(後軸)がステアするのはハンドリングを容易にするためだから、Tu-154はユニークな発想と言えるかも。 またこの特徴的な主脚は、後方に引き込まれると同時に上下逆さまになり、水平に主翼フェアリングに収まる。また前脚も後方引き込み式。 Tu-154 はその頑丈な脚と十分な推力を持つ3つのエンジンにより、砂利または固めた土でできた2,000m以下の滑走路で 運用可能とのこと。 初飛行は1968.10.03。1982年頃から は、エンジンを従来(Tu-154A〜Tu-154C)の KUZNETSOV NK-8-U2 (推力10,500kg) から SOLOVIEV D-30KU-154-II (10,600kg) に換装した、Tu-154M に生産が移る(ちなみにこの機体は1991年製)。 この機に与えられたNATOコードネームは“Careless”。そそっかしいのか、いいかげんなのか、のんきなのか、自然体なのか…(^_^;)
VLADIVOSTOK AIR Tupolev Tu-154M RA-85710
2003.07.27 NIIGATA AIRPORT (KIJ/RJSN) |
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Tu-154の主翼に装備されている境界層整流板(外側)。ソ連の戦闘機MiG-15/-17/-19や、フランスの旅客機CARAVELLEなどの主翼にも装備されていた。 このTu-154は左写真の主翼端に近い部分と、主脚取付部付近(上写真参照)の片側2ヶ所ずつに整流板を装備する。 私は素人なので、その効果・必要性など良く解らないが…(ある程度高速の?)上反角を持たない後退翼機に装備されていたようである。
VLADIVOSTOK AIR Tupolev Tu-154M RA-85710
2003.07.27 NIIGATA AIRPORT (KIJ/RJSN) |
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Tu-154は、主翼付け根のフェアリングが主翼後縁から胴体後方に延びている。このフェアリングが後方貨物室扉を覆う形になっており、貨物の積み卸しの際には、左写真のようにヒンジ付きのフェアリング後端を開いた上で貨物室扉を開く構造になっている。 写真は、貨物の搭載が終わり貨物室扉も閉じられ、フェアリングを閉じようとしている連続ショットのうちの1枚。フェアリングの陰に地上作業員がいることに注意。
VLADIVOSTOK AIR Tupolev Tu-154M RA-85710
2003.07.27 NIIGATA AIRPORT (KIJ/RJSN) |
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