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実 験 機 ギ ャ ラ リ ー

 

STOL実験機 “飛 鳥”

STOL(短距離離着陸)実験機“飛鳥”。1985〜86年頃、科学技術庁、航空宇宙技術研究所、川崎重工などが参加して、将来必要になるであろうSTOL機のデータを集めた実験機。

この機体の“元ネタ”は空自で運用している、川崎C-1輸送機(小写真参照)。C-1は双発エンジン(JT8D)を主翼下に普通につり下げており、同じ機体とは思えない。

 

 

科学技術庁/航空宇宙技術研究所

川崎重工/航空宇宙技術研究所 “飛鳥”

JQ8501

 

2001.11.23 かかみがはら航空宇宙博物館

 

“飛 鳥”の高揚力装置

“飛鳥”右主翼前縁部のアップ。前縁スラットを最大展開位置にして展示されている。このスラットやフラップもC-1とはまったく異なる物になっているはず。

また“飛鳥”ではSTOL性能の向上を狙い、原型であるC-1輸送機のエンジン(JT8D低バイパス・ターボ・ファン・エンジン)よりも、より大型で強力なエンジン(FJR710 高バイパス・ターボ・ファン・エンジン)を4発主翼上面に搭載。この機体のデザイン上の特徴にもなっている。

言うまでもなく、この機体を使った実験飛行は既に終了しており、二度と“飛鳥”が空を舞うことはない。空を飛んでこそ飛行機。少しだけ可愛そうな気もした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

科学技術庁/航空宇宙技術研究所

川崎重工/航空宇宙技術研究所 “飛鳥”

JQ8501

 

2001.11.23 かかみがはら航空宇宙博物館

 

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