D i a r y

YAMASANS Diary
 
「日記」というほどでもないけれど、思いついたことがあったら書きます。
 
まぁ、私の独り言を聞いてやってください。
 

2002/12/29

  クリスマスの約束

12/25深夜TBSで放映された『クリスマスの約束』を、今日観ました。ご存じない人のために説明しますと、これは小田和正のライブで、他のミュージシャンのカバーを「小田さんががんばった!」というのが“売り”の番組です。

僕はこのDiaryにも度々書いているとおり小田さん大好きですから、とっても楽しめました\(^_^)/

「こんな曲に挑戦するなんて小田さんってばスゴイ」って驚かされました。『ギブス/椎名林檎』とか『小さな恋のうた/モンゴル800』とか…「『プロジェクトX』の曲は紅白で本人が歌うので、僕は他の曲を選びました」と言って歌い始めた中島みゆきの曲は、何と!『化粧』。僕もこの曲は以前から好きだし、「みゆきさんスゴイ(特に歌詞が)」と思う曲のひとつ。自分が好きなミュージシャンが、自分が好きな曲を「いい曲だ」と評価してくれるのは、やはり嬉しいもの。そして、さすが小田さん、随分渋いところを選んできたと思った。小田さん自身の『Looking Back 2』に『もう歌は作れない』が入っていた時と同じくらい、膝を叩いてしまった(^_^)

それにしてもどの曲をやっても、やっぱり“小田和正”なんだよなぁ…小田和正のアレンジによる、小田和正の曲になっていた。

「僕が高校の野球部の頃ランニングをしていたコースにある、“ドルフィン”を八王子のユーミンが歌にしてしまった。自分のテリトリーを侵されたようで…(^_^;)」と笑いながら歌った『海を見ていた午後/荒井由実』。そして「この曲がなければ生まれていなかったかもしれない」という“港の見える丘公園”が出てくる『秋の気配/オフコース』。こんな今まで知らなかったエピソードが聞けたことも興味深かった。

しかしこの番組、telepal f の番組表では23:30-01:30の2時間になっていたのに、どうやら01:40まであったようで…ケツが欠けていた(T_T)まぁ間違いなく再放送はあるだろうが…

 

で、この『クリスマスの約束』は昨年も放映されたわけで…しかし僕は知らなくて、再放送を録った。でもまだ観ていなかったので(^^ゞ、今年の放送分に続けて、一気に観てしまった。

こちらもなかなかの選曲で、興味深く楽しむことができた。

『夜空ノムコウ/Smap』は今までにもライブで歌っているし、『桜坂/福山雅治』は曲調的に違和感はないが、『勝手にシンドバッド/S.A.S.』をまさか小田さんがやるとは…もう決して若くはないのに(失礼(^_^;))挑戦する気持ちを持ち続けている。見習わなくては。

そして「桑田の曲の中で一番好きかな」と言って歌ったのが『真夏の果実』。僕は3枚だけサザン/桑田のシングルを持っているが、そのうちの1枚がこの曲。小田さんも好きといってくれて、嬉しい(^_^)

そして…まさか、まさか『Automatic/宇多田ヒカル』までやるとは!これがアカペラから入るアレンジで、“ブルース”というか“Jazzyな”というか“AOR”といおうか…オリジナルとまた違った、いい雰囲気の『Automatic』になっていた。MTVでやったヒッキーのAcoustic Live が観たくなってしまった。

『クリスマス・イブ/山下達郎』については、ほぼオリジナルのアレンジをそのまま生かした演奏であった。20年間ヒットし続けている、日本のクリスマス・スタンダード・ナンバーは、さすがの小田さんもいじれなかったのか? オリジナル以上のアレンジは思いつかなかったのか? オリジナルをそのままやることで、達郎さんに対する“敬意”を表したのか? といろいろ考えた『クリスマス・イブ』だった。

小田さんはMr.Childrenも高く評価しているようで、去年は『Tommorrow never knows』を、今年は最新シングルである『HERO』をやった。僕はミスチルは聴かないのだが…理由は「他に聴きたいアーチストがあり、そこまで手が回らない」とか「どれ聴いても一緒じゃーん(失礼)」といったところ。でも、この2曲を聴いてみて「なかなか詩の表現がスゴいな」と感じた。来年はミスチルに手を出してみなきゃかなぁ…

いろいろなことを感じた、小田和正の『クリスマスの約束』。会場で生歌を聴きながら泣いていた女性もいたし、テレビで聴きながら泣いてしまった視聴者も随分いたようだ。僕も今まで知らなかったオフコース、小田和正のことを聞き、今まで聴かなかったアーチストの曲も聴いた。小田さん、TBSのスタッフの皆さん、どうもありがとうm(_ _)m 来年もやってください。

 

小田和正という人は、昔は気むずかしくて、周りの人間はほとんど嫌いで、取材は鈴木康博が応対し、テレビの出演依頼もすべて断り…そんな人だった。「俺は俺のやり方で、音楽だけやってりゃいいんだ」、「別に1位になんか興味ない。わかってくれる奴らだけ聴いてくれりゃいいんだ」とやってきた。

今はMCで「でも今はみんなに愛されたいよ」っておどけて見せたり、多くのミュージシャンと交流を持ったり、“映画”という世界に入って行き、“映画人”達の協力を得て、2つの作品を完成させている。

今日2本の『クリスマスの約束』を観ながら、以前「俺って小田和正とよく似てるよなぁ…」と思ったことを思いだした。僕ももう少し歳をとると、余裕が生まれるのだろうか。小田さんのように友達を増やしていくことができるのだろうか…なんてことをチラッと思った。

 

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