D i a r y

YAMASANS Diary
 
「日記」というほどでもないけれど、思いついたことがあったら書きます。
 
まぁ、私の独り言を聞いてやってください。
 
 

2004/07/08

  breeze 〜 crossover best selection

先日『ON AND ON / STEPHEN BISHOP』が聴きたくなって、コンピレーション・アルバム『breeze 〜 AOR best selection SUMMER』を買ってきた。

で、この breeze シリーズを紹介する HP AOR Website@VictorEntertainment を見に行ったら…やられてしまった(^^ゞ 「うーむ、欲しいぃ」という選曲のアルバムがズラリ。breeze シリーズはすべて買ってしまうかも? とりあえず『breeze 〜 crossover best selection』がどーしても欲しくなってすぐに注文。今日手に入れてきた。

『FEELS SO GOOD / CHUCK MANGIONE』、『NIGHT BIRDS / SHAKATAK』はアルバムで持っているのだが、『MORNING DANCE / SPYRO GYRA』が手元にないので、これが聴きたくて『breeze 〜 crossover best selection』を買ってきたというわけ。

『MORNING DANCE』を聴くのは何年振りになるのだろう?1979年リリースのこの曲、今聴いてもまったく古さがない。イントロの steel drum や主旋律を奏でる alto sax がご機嫌で「やっぱ、いいものはいいなぁ…」という感じ(^_^)

『FEELS SO GOOD』は1977年リリース。スターウォーズの1作目(EPISODE IV : A New Hope)公開の年だ。そんな大昔の曲だけれど、これも今聴いても古さは感じない。CHUCK が吹く flugelhorn の音色は、柔らかく、優しく、懐かしく…ちなみにアルバム『feels so good』に入っているのは、ロングバージョンの9'40"、今回購入したコンピレーション・アルバムには3'31"のバージョンが収録されている。

『NIGHT BIRDS』これも名曲だね。こちらは1982年の作品。ピアノのフレーズと、ヴォーカルをフィーチャーしたアレンジが印象的なサウンド。『FEELS SO GOOD』にしても『NIGHT BIRDS』にしても、様々な楽器がソロパートを繰り返していく手法がなかなか面白い。この辺りがJAZZの手法を取り入れているということなのか?(CLASSICでは『BOLERO / Maurice Ravel』が、延々同じ旋律をくり返しながら、こちらは少しずつ楽器が増えて行き、最後はフルオーケストラになるという構成が面白い。)

『breeze 〜 crossover best selection』に収められている曲は、当時は確か「フュージョン(fusion)」というジャンルに分けられていたはずだが、いつの間にか「クロスオーバー(crossover)」と呼ばれるようになったらしい。Rock, Jazz といったジャンルの“垣根を越えて(crossover)”という意味合いで使われるようだ。

『breeze 〜 crossover best selection』を「懐かしいなぁ、いい曲だなぁ…」と思いながら、ライナーノーツを見ないままに流していたら、synthesizer(keyboard) と synthedrum がズーンと広がる印象的なイントロのスローなナンバーが…「これ、どこかで聴いたことが…?『クロスオーバーイレブン(NHK-FM)』のテーマだっただろうか??」とライナーノーツを見ると、やはりそうでした(^_^)

街も深い眠りに入り、今日もまた一日が終わろうとしています。

昼の灯りも闇に消え、夜の息遣いだけがきこえてくるようです。

それぞれの想いを乗せて過ぎていく、このひととき。

今日一日のエピローグ。クロスオーバー・イレブン。

この語りとともに始まる日本屈指の人気FM番組(←NHK-FMとは書いていない(^_^;))『クロスオーバーイレブン』のオープニングを飾る曲として有名なのがこの「フライ・オーヴァー・ザ・ホライズン」(1979年)だ。 (←ライナーノーツより)

『FLY OVER THE HORIZON / AZYMUTH』、この曲が入っているとは知らずに買ってきたアルバム。もう鳥肌立ちそうと言うか、涙ものと言おうか…この曲を聴いていると、心が肉体を離れ、時空を飛び越えて『クロスオーバーイレブン』を聴いていた頃の、あの場所に、あの頃の自分になっていくような、そんな不思議な感覚に囚われた。ちょっと大げさだけど、この曲はチョット不思議な気持ちのいい感覚に誘う(いざなう)力がある。この曲を作ったAZYMUTH、ブラジルのバンドだったとは今日初めて知った。

NHK-FMで『クロスオーバーイレブン』が終わると、続いてFM東京(現TOKYO FM)で『JET STREAM』が始まるのではなかったかな?こちらも夜の静寂(しじま)に Mr.LONELY を B.G.M. に城達也のナレーションが実に気持ちのいい番組だった。もう長い間FMの深夜番組など聴いていないが、今でもこんな質の高い、心が夜の闇へ解き放たれていくような番組、あるのだろうか?

私が小学生〜中学生の頃の土曜の午後の楽しみといえば、FEN : Far East Network(現AFN : American Forces Network)で American Top 40 を聴くことであった。ちょうどその頃流行っていたのが、『FEELS SO GOOD』、『MORNING DANCE』、『NIGHT BIRDS』、『Da Ya Think I'm Sexy? / Rod Stewart』、『I Can't Tell You Why / The Eagles』…といった名曲の数々。いま聴き返してみても、あの頃の楽曲の完成度の高さには、素晴らしいものがある。それに引き替え、最近AFNを聴いていると似たり寄ったりの Rap Music ばかりで…(-.-;) 最近のものでも Norah Jones はいいねぇ。手の込んだアレンジをしていないところが逆に新鮮だし、『Don't Know Why』のヒットは納得。ファースト・アルバム、買ってもいいなぁ。

昔を振り返るようになると“もう歳だな”などというけれど、音楽のクオリティの高さはやはり70's〜80'sだと思うよ。いわゆる Pops, Rock の作品は挙げればきりがない。Guns N' Roses は旋律もアレンジも印象的で、Hard Rock, Heavy Metal 系は聴かない私でも、素晴らしいと思ったもの。Def Leppard も個性的で印象的なフレーズを生み出していたなぁ。

小中学生で“洋楽”を楽しむような“マセガキ”だった私だが、当時邦楽はどんなものが流行っていたのだろう? また友人達はどんな音楽を聴いていたのだろう? 今度誰かに聞いてみよ〜っと(^_^;) 私がリアルタイムで聴いた OFF COURSE は、『SELECTION 1978-81(1981)』か『over(1981)』が初めだと思うんだよなぁ。後は、安全地帯、杉山清貴&OMEGA TRIBE、井上陽水、佐野元春、門あさ美…を聴いていたような気がする。いわゆるアイドルも聴いていたのかなぁ??うーむ、記憶にない(^_^;)

先日「合計特殊出生率、実は1.29でした」と、厚生労働省が“後出しジャンケン”という汚い手を使っていたが、いずれにせよ子供の減少に歯止めは掛かっていない。このことはレコード業界にとっても「マーケットの縮小」という深刻な問題を招いている。そこで「子供」をターゲットにするのではなく、「むかし子供だった」“我々”に買って頂こうと、例えば「80's Disco Music Selection」などのコンピレーション・アルバムを企画しているのだそうだ。ディスコも1枚くらいは欲しいなぁ…『Fantasy / E.W.F.』とかね。で、私もその業界の“企み”にすっかりはまり、AOR Selection を集めてしまいそうな勢い(^^ゞ

『breeze 〜 crossover best selection』に Herb Alpert は収録されていなかったので、次は『RISE / Herb Alpert』でも注文するか。あらっ、オリジナルのアルバム『RISE』は廃盤なのね(T_T) 再販されているようなので、これを買ってこよう(^_^)

 

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