D i a r y

YAMASANS Diary
 
「日記」というほどでもないけれど、思いついたことがあったら書きます。
 
まぁ、私の独り言を聞いてやってください。
 
 

2005/06/14

  そ う か な / 小 田 和 正

明日6/15は、小田和正の5年振り(『個人主義』以来)のオリジナルアルバム『そうかな』の発売日。予約する必要もなかったのだけど、行きつけの本屋/CD屋に予約しておいたので、今日手に入れてきました(^_^)v で、いま聴きながら、これを書いてます。

 

全11曲中、10曲がタイアップ作品。ドラマ主題歌、番組のテーマ曲、イベントのテーマ曲、CM曲、映画のテーマ曲…「これだけのタイアップがあるということは、クライアントとして安心してタイアップできると言うことだ」と、昨日のTBSラジオ「ストリーム」では、音楽批評家の佐々木敦が、アルバム『そうかな』そして、アーティスト小田和正を紹介していた。“唯一無二孤高のポップシンガー”とサブタイトルを付けたコーナー番組(サウンドパティスリー)内で、「小田さんは出す曲、出す曲、ヒットチャートのほぼ1位になり、将来、小田和正になるであろうアーティストは見あたらず、また“女・小田和正”と言える女性アーティストも見あたらない」などと絶賛。「今年で58歳という年齢を感じさせない、オフコース時代と変わらぬ透き通るハイトーンの声。少年のような‘チョットおセンチな’歌詞。」そうそう、それがいいんです(^-^;) 僕はずーっと小田さんが好きだから、今回のアルバムも‘無条件’で買うつもりでいたけれど、佐々木淳が絶賛すると益々聴きたくなってしまう。

 

1曲目が『まっ白』。「いきなり真冬の曲かいっ!(^_^;」と突っ込みを入れてしまったけれど、この曲も大好きだから…(^^ゞ

 

2曲目『静かな場所』。この曲は僕のために小田さんが書いてくれたんでしょう(^^;ゞ 「そのころ そこには 気になる子がいて/ほんとうのこと 言えば 愛してたかも知れない/でも その時 ぼくには いろんなことがあって/愛を伝える前に 去っていった その子は」、「きっと君は 気づいていたんだ と 思う/でも 時は あんなふうに 流れるしかなかった」うーむ、正にあの頃の、僕とあの娘のことだなぁ。このせつなさを過去のものにしてくれる人を捕まえたはずだったのに、またその手を放してしまったし…いつかどこかで、‘あの娘’にまた会うことがあるだろうか? その時、幸せで素敵なお母さんになっていればいいな…

 

7曲目『たしかなこと』。小田さんらしい歌詞、小田さんの永遠のテーマなんだろう。「時を越えて君を愛せるか ほんとうに君を守れるか/空を見て考えてた 君のために 今何ができるか」、「自分のこと大切にして 誰れかのこと そっと想うみたいに」、「いちばん大切なことは 特別なことではなく/ありふれた日々の中で 君を/今の気持ちのまゝで 見つめていること」、「忘れないで どんな時も きっとそばにいるから」。

 

9曲目『明日』。この曲は、TX系のニュース番組『ワールド・ビジネスサテライト』のために作られた曲。2003年4月〜2004年3月、エンディングテーマとして使われた。小田さんにテーマ曲の制作を依頼するにあたり、小谷真生子キャスターとスタッフは日々感じていることを小田さんに伝えた。時期的にはちょうどイラク戦争が始まる直前で、「また多くの命が奪われるのだろう。また過ちが繰り返されるのだろう」、「誰かが悲しむのはもう見たくない」、「平和で、また当たり前に明日がやってくる、そんな世界にならないのだろうか」だいたい主旨としては、こんな事を伝えたらしい(僕の記憶も曖昧だけど…)。それを受けてできあがった曲が『明日』。できあがった曲を聴いたとき、そしてこの曲をエンディングとして使う最後の日(確かフルコーラスかけたと)、「20代の男性スタッフも皆泣いていました」と小谷真生子がニッポン放送『うえやなぎまさひこのサプライズ』にゲスト出演したときに話していた。この『明日』が生まれるまでのいきさつを聞かされて、その後ラジオから『明日』が流れた。僕も感動で泣きましたよ(T_T) その放送時にはCD化されていなくて、TXからテープを持ってきてニッポン放送で流した。今回この曲がアルパムに入ったこと、とても嬉しく思う。

「君のために ありふれた 明日だけを願う」、「もし 当たり前の 笑顔消えて 哀しみだけが 世界をつつんだら/たゞ祈り続けること そのほかに自分が できること その時あるだろうか」、「でも 分かっていても やがて人は 同じ過ち繰り返すんだ/あのとどかない想いは 忘れられた約束は 雨に打たれたまゝ置き去りにされて」、「でも 世界中の君たちよ 気づかないうちに いつからか/大切なことが僕らの 心の外へ こぼれていないか/明日 きっと またこゝで その笑顔に会いたいから」

そんな当たり前のことが当たり前に繰り返される…そんな当たり前の世界が、実現することを願う。

曲の後半、児童合唱団のバックコーラスとともに小田さんが歌うが、「地球の未来を担う君たち」という意味もあるのだろう。

 

11曲目『そして今も』。うーむ、ちょっとこの曲はファンとしては複雑かなぁ。『風のようにうたが流れていた(月曜組曲/TBS)』の中でも、「そろそろ人生もまとめの時期に入ってきているし…」といったようなことを語っていたが、「そろそろ引退を考えているんじゃないか?」この曲を聴くと、そんなことを心配してしまう。求める人がいる限り、歌い続けて欲しいとは思う。しかし、小田さん自身が納得できる作品を作れなくなったら、きっとやめてしまうだろう。そんな気はする。

でも、オフコース時代にも『老人のつぶやき』なんて曲も作っているから、心配しなくても大丈夫かなぁ。でも、小田さんももうすぐ還暦だからなぁ…

 

そして今回、小田さんとしては初かな?4曲目『僕らの夏』と8曲目『僕ら』で“二胡”が使われている。特徴のある音なので、すぐに二胡とわかった。他のstringsに混じって、実に効果的に曲のイメージ(切なさや優しさ)を支え、拡げていると思う。

 

このアルバム『そうかな』。サブタイトル的に「相対性の彼方」と書いてある。うーむ、小田さんどういう意味で、何を伝えたくて、それを書いたのだろう?(「対性の方」の略=「そうかな」と本人が語っていた(^_^;))

また、大好きなアルバムが1枚増えた\(^-^)/

 

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