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燃費マネージャー FCM-2000 |
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2004.09.19 念願?の『燃費マネージャー』を取り付けた。これはSAA(スバル用品株式会社)から発売されているFCM-2000という商品(製造元はTECHTOM)で、車載コンピュータからデータを拾って「瞬間燃費」「平均燃費」「積算燃料」などを表示するもの。ちょいと高いが(\38,640(SAA)/\36,540(TECHTOM))「燃費が見えると愉しいかなぁ。省燃費運転にも役立つだろうし…」と、ついに付けてしまった(^-^;)v 最初「LEGACYのように燃費計が付いていればなぁ」というとこから、HKS CAMPを見つけた。当然NINE001タカヒトさんのHPにも辿り着いた(^_^) HKS CAMPは、カーナビのモニターを利用して燃費などの値を表示するもので、したがってモニターも大きくてカラー表示。アナログや棒グラフなど表示も多彩で良さそうであったが「カーナビの画面を取られるのはチョットなぁ…」と思い、この商品はやめた。 次に近所のAUTOBACSで「CAMP入りますかぁ?」と聞きに行った時に紹介されたのが、BLITZ R-VIT。表示項目が大変多く「そこまでいらない」ということとHKS CAMPに比べて非常に高い(\41,790)ので、これもやめた。 「何か良い商品はないものか」とインターネットで検索していて『燃費マネージャー(TECHTOM)』を見つけた。表示部・コンピュータ一体でコンパクトであるし、「これで十分」と思い対応車種を見ると、残念ながらEJ20エンジンにしか対応していないではないか(T_T) 「そのうちEJ15にも対応してくれるのだろうか」と思いながら、NINE BBSに「現車確認して来た」NINEメンバーの書き込みを発見!(^_^) 現車確認の際「GG9, GG3, GG2への適合性を伺ったところ「おそらくOKだろうが、メーカーとしては現車確認しないと100%OKとは言えない」との回答を得た」とのことだった。 そこで私もTECHTOMへメールして現車確認をお願いしてみたところ、「EJ15はSOHCなのでFCM-2000 S2では非対応と思われる」旨の回答を頂き、「但し、スバル純正品扱いのスバル用品製「燃費マネージャー」であれば対応可能ですので、是非ご検討いただければ幸いです」とのアドバイスも頂いた。このメールを受けて早速スバル・ディーラーにて注文。SAA扱いで I's sport(GG3B)に適合する『燃費マネージャー』の型番は「FCM-2000 F2」であった。ちなみに「2000/09以降のIMP.対応」ということなので、NewAge(丸目)以降はOKということになる。
●外観、取付位置など 外観はSAA, TECHTOMのHPや、このページの写真のとおり。写真からどれくらいのサイズだと想像されるだろうか?正解は…130(W)×55(H)×30(D)(突起部を除く)。私はTECHTOMのHP、恐らくTOYOTA Vitzのハンドルコラムに取り付けられた写真を見て、もう少し小さいものだと思っていた。実物を手にしてみると意外と大きかった(担当からも「いゃ〜意外と大きいんですよ(^_^;)」と事前に聞かされていた)。さぁ〜て困った、どこに付けようか。スバルの私の担当セールスと「あーでもない、こーでもない」と言いながら、彼の「ここ、良いんじゃないですか?」の一言で、Aピラーの付け根付近に設置することに決定。 最初自分で付けるつもりでいたが、結局ディーラーのメカさんにお願いして、ダッシュボードをばらして配線もきれいに隠していただいた。この位置は運転中の視線移動も少なく、また視界に邪魔にならず、良い位置であると思う(まぁ他に付けられる場所もなかったが)。ただ、ここに付けたことで、ディーラーでも友人にも「タクシーみたいだね」と言われてしまった(>_<;)
●表示項目など 横型のモノクロ液晶画面に、当初「瞬間燃費」「平均燃費」「積算燃料」の3項目を表示するようにしていたが、現在4行表示にして「瞬間燃費」「平均燃費」「積算燃料」「積算距離」の4項目を表示させている。3行では漢字表示であるが、4行では「シュンカンネンピ」「ヘイキンネンピ」「セキサンネンリョウ」「セキサンキョリ」と半角カタカナ表示となる。 同時に表示できる項目は3項目、または4項目であるが、表示できる値としては「瞬間燃費」「平均燃費」「積算燃料」「積算距離」「車速」「エンジン回転数」「水温」がある。またアラーム機能もあり「車速」「水温」「エンジン回転数」「積算燃料」から1項目を選び、アラーム設定ができるとのこと。
●実際に使ってみて この商品は「省燃費ドライブ」のヒントになるためか、2003東京発明展「都知事賞」を受賞している。なるほど「瞬間燃費が見える」というのは便利で良いものだ。 今までも私はエンジンブレーキを積極的に使ってきた。峠の下り坂で使うのは常識として、街の信号停止の際などにも、積極的にシフトダウンを行う。『燃費マネージャー』を付けたことで、エンジンブレーキが効いている状態ではフューエルカットされ、燃料の節約につながっていることを直接目で見て確認できるようになった(この時、瞬間燃費の表示は99.9km/L)。エンジンブレーキによる減速が体感できる状態では、フューエルカットされていることが確認できる。 峠道を上っている時は、かなり燃費が悪い。5〜7km/Lといったところか。上っている間は平均燃費の値も徐々に悪くなっていく。しかし、峠を越え下りになると瞬間燃費が99.9km/Lの状態が続く。すると上りで悪化した平均燃費は、面白いように向上していく。 平坦な道を流している時は、「アクセルを一定に走る」ことの大切さが解る。巡航状態でもわずかにアクセルを踏み込むことで、瞬間燃費が悪化する。前車との間隔をある程度確保し、“前車の速度変化に緩やかに付いていく運転”を心掛けると、アクセルのON/OFFを頻繁に繰り返すことがなく省燃費運転につながる。 (ここまで 2004.11.23記)
●補正作業 この『燃費マネージャー』の積算燃料を知る仕組みは、「インジェクターが○ms燃料を噴いたから、積算燃料が○Lになった」というもの。距離や速度の拾い方も同じだろう。自転車のロードレーサーやATBに付ける「非接触式のメーター」で「タイヤが1周したから2.15m走った(27インチの場合)」というのと同じ考え方だと思う。で、燃料吐出時間を燃料の量(リットル)に変換する“係数”を決めてやらなければ、正しい値を表示することができない。 最初に燃料係数と距離係数を決めるための操作が必要になる。『燃費マネージャー』を取付後、まずは燃料を満タンにし、『燃費マネージャー』の積算距離と積算燃料をリセット(ゼロに)する。後は普通に200km〜300km以上走り、再び満タンにする際に『燃費マネージャー』に“実際に走った距離”と“実際に給油した量”を入力すれば、自動的に新しい(正しい)係数を決めてくれる。 ところが実際には、1回でうまく決まるものでもなかった。 マニュアルによれば、「補正作業時と大幅に異なる運転パターンの場合、および非常に頻繁に加減速を繰り返す場合、測定誤差が大きくなる場合があります」とのこと。
▲積算距離(距離係数)の補正 【IMPREZAのトリップメータの値を正(真)として使用、補正を行っている。高速道路のキロポストなどを用いた補正は行っていない】 1回目の補正後、約50km走行したところで、IMP.のトリップメータと『燃費マネージャー』の積算距離がズレ始めた(0.1kmの桁にズレが出てきた)。下の表に示すとおり、結局472.4km走行後0.5km少なく表示していた(2004.10.23)。トリップメータは最小桁が0.1kmで、つまり補正(実値入力)の際、最大で0.1km近くずれた値を『燃費マネージャー』に入力することになる(例えば0.1kmと表示されていても、もう少しで0.2kmになる0.1kmかもしれない)。これはデジタル誤差であり仕方がないし、いずれにしても『燃費マネージャー』の最小桁も0.1kmである。 2回目の補正も同様に“実値入力”で行った。1回目でズレが生じたのはデジタル誤差かもしれないし(それにしてもズレ過ぎか)、値を入れ間違えたのかもしれないし、他に何かミスがあったのかもしれないと思ったが、2度目の補正後の給油(2004.10.23)でも、480.2km走行後0.4km少なく表示していた。1回目、2回目とも、実値入力により決定された距離係数は、【998】であった。 この結果を受けて3回目の補正では、TECHTOM HPの係数一覧も参考にしながら(距離係数についてはIMPREZA(EJ20), LEGACY(EJ20)とも同じ値のようである)、距離係数を【999】に設定して様子を見てみた。その結果3度目の補正後の給油(2004.11.07)時点では、IMP.のトリップメータと同じ値114.9kmを示していた。 2004.11.07の給油後、さらに距離係数を【1000】に設定して走行。170kmを超えた辺りで+0.2kmの誤差が出始めたので、その時点で距離係数を【999】に再設定した。頻繁に加減速を繰り返す街乗りなのか、比較的長く定速走行ができるロングドライブなのか、その時々の走行状況によりピタリと合う時、合わない時はあるものの、どうやら距離係数は【999】が最適のようである。
▲積算燃料(燃料係数)の補正 距離係数については早い段階でほぼ正しい値が出たことと、【998】から【1】刻みで係数を微調整することで、正しい値に近付けることができた。 積算距離についてはトリップメーターとのズレを見ていればいいのだが、積算燃料についてはスタンドで給油をした時点で、初めてそのズレが見えてくる。毎回同じセルフスタンドで給油し、給油口ギリギリまで入れているが、たまたま何処かに“空気だまり”ができて誤差を生じていないとも限らない(HONDA Fitはタンク形状により、完璧な満タンが難しいらしい)。2004.11.07の給油時点では近い値が出るようになったが、給油量を“実値入力”する度に燃料係数が10〜40変わってしまう。直接係数を調整しようにも、どの程度増やすべきか減らすべきかが判断できなかった。 そこで、実際の給油量と『燃費マネージャー』の積算燃料の差(誤差%)と、その時の燃料係数を使ってグラフを作成し、そこに1次の近似曲線(直線)を引くことを思いついた(^-^)b これで「誤差0になる燃料係数」を推定することができる! ということで、現在データ収集中。そのうち理想的な係数を求めることができるはず!? 下のグラフは現在までのすべての給油データを入れてあるが、サンプル数が増えてきたら近似線から大きく外れるデータを省いてグラフを作成するつもりである。
(2004.11.23記/2004.12.12, 2005.04.03追記)
上のグラフが、「2004.10.23〜2005.03.20」の全データ(給油11回分)を使ったもの。「▲積算燃料(燃料係数)の補正」に書いたように、給油の際に“実際に給油した量”を「燃費マネージャー」に入力することにより、新しい燃料係数が自動的に算出され設定される。 しかし「実際より積算燃料が多かった」その次は、「実際より積算燃料が少なくなり」、その次はまた「多くなる」。これのくり返し。見てのとおり、燃料係数はなかなか定まらない(最小値1335〜最大値1450)。そこで、実際の給油量との差が大きくなったときのデータを削除して、作り直してみたものが下のグラフ。データ表で濃い黄色のデータ(誤差5%以上)をとりあえずカットしてみた。
このグラフの近似曲線から算出される、誤差0となる燃料係数は[1365]となる。現在(2005.03.20満タン時より)燃料係数を[1365]に設定して、様子を見ているところである。 (2005.04.03追記) |
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